自作製本まとめ(文庫・上製本)


素人なりに自作で文庫本を製本した時のものをまとめました。上製本とはハードカバーのことです。
これを読んで「自分でもできそうだなー」と思っていただければ幸いです。
ただ文章を纏めるのがびっくりするぐらい下手なので、そういう心持ちでよろしくお願いします。
わからないところは訊いて頂ければ(分かる範囲で)なるべく答えます。

【メニュー】 1.本文をつくる 2.表紙をつくる 3.製本する(ハードソフト

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2014/08/20 製本する>背固め に追記
2019/02/04 製本する>ソフトカバー 作成

ページ作成・管理:聖 (リンク等はご自由にどうぞ)


表紙をつくる

表紙作成に使用したソフト

SAI / SAI_FON(SAI文字入れ支援ソフト)

綺麗な紙を表紙にして、題字など入れない場合はこの作業はほぼ不要です。

キャンバスを開く



縦・184mm 横・(252+本の厚み)mm 解像度・300〜600dpi のキャンパスを開きます。
本の厚みは上で作成した本文のページ数で計算できます。
本文を先に作っておくのは、厚みが変わるとここで作成した表紙も変更することになるからです。

本文の厚さは (ページ数/2)×紙の厚さ で出します。

【例(ページ数が300で、上記の紙を使用した場合)】 (300/2)*0.08=12 厚さ12mm

表紙・裏表紙を作る



紫色の部分が、文字や画像を置いて綺麗に出る場所(表紙・裏表紙は154*105の部分)。
表紙⇔タイトル⇔裏表紙 の紫色ではない場所は、製本過程でミゾ部分になるので、文字などは置かない方が無難です。


こんなのをつくったりしてました(諸所に修正を加えています)。
家のプリンターがモノクロなので、モノクロで作っています。

一作目


素材を使用させていただきました ぶらしもどき7 黒獅様

二作目



表紙・裏表紙が出来たら印刷します。
【キャンバスを開く】で使用した画像のようなガイド線を作成していた場合、そのガイド線を紙の裏側に、表と合わさるように印刷しておくとのちのち楽になります(紙を透かして背表紙が一致しているかどうか見れば一発です)。

意味は先に進んでもらえればわかるようになっているので、とりあえず先に進みましょう。

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